Ultra KoreaとWorld DJ Festival体験記

海外フェス

〜TestpilotとEric Prydzのために海外遠征したお話〜

みなさん、こんにちは、あきおです。

早いもので7月、Ultra KoreaとWorld DJ Festival(WDJF)のから1ヶ月が経ちました。

遅くなりましたが、Ultra KoreaとWDJFの体験記です。

久しぶりの海外フェスでしたが、やっぱり最高でした。

近場の韓国でのフェスですので、来年の参加を考えている方もいるのではないでしょうか?

すでにWDJFは来年の開催及び日程を発表しています。

Ultra KoreaのDay1とWDJFのDay1に参加しましたので、その魅力と私の体験をシェアしたいと思います。

DMなどでいくらか質問もいただきましたので、来年の参考になれば幸いです。

Ultra Korea

会場とアクセス

Ultra Koreaは、仁川空港から徒歩20分、タクシーで5分の便利な場所に位置していました。

いつものオリンピックスタジアムが改装中なので、来年の会場もここになると思います。

私は雲西という電車で3駅の場所にホテルを取りました。

フェス終了後、電車を利用する場合は終電ギリギリになるかもと思っていましたが意外にも大丈夫でした。

タクシーも多く来ていますが、すぐに捕まえるのは難しいです。

少し時間がかかりますが、シャトルバスを利用してソウル市内などに帰るのもありだと思います。

チケット価格と当日券

140,000ウォン(約16,000円)

当日券もありました。

Ultra Koreaは3日間開催ということもあり、一日券を希望している日本人もある程度いたようです。

しかしながら、Ultra Koreaのサイトでは一日券は韓国国内のみの販売であったようでチケットが取れない問題が発生していました。しかしながら、チケットサイトは外注サイト(日本のチケットピアみたいなところ)でしたのでそこに直接アクセスすれば普通に購入可能でした。

私自身も金曜だけの参加で1日券を購入して行きましたが問題なく入場できました。

セキュリティ

Ultra Koreaのセキュリティは厳重で、バッグチェックとしっかり目のボディチェックが行われていました。

事前に発表された持ち込めないリスト以外は危険物でなくても弾いていた印象です。

ステージ

メインステージはUltra Japanの1.5倍ほどの大きさで、人工芝が敷かれていました。ただし、人工芝の継ぎ目が捲れているところがあり、つまずくことがあるので注意が必要です。ステージ全体にLEDパネルが使われ、VJの演出が美しいです。空港に近いため花火はなく、レーザーショーも控えめでしたが、音質および音圧はは非常に良かったです。

メインステージ、LED多めでVJが綺麗でした。

サブステージのレジスタンスステージは歩いて5分の距離にあり、屋根はありませんがコンクリートの床で快適でした。ここも音圧はバッチリでイヤープラグ持ってきて正解だと思いました。

レジスタンス ステージ屋根はないけど音圧は非常に良かった。

フェス飯

会場内の食べ物はどれも美味しそうで、韓国料理やピザなどがありました。ただし、ステージから飲食ブースまで少し距離があるのが難点です。ビールはTerra、エナジードリンクはモンスターが提供されていました。

World DJ Festival(WDJF)

会場とアクセス

WDJFは、空港からソウル市内まで約1時間、明洞から地下鉄で30分、最寄駅から会場まで徒歩15分でした。

ソウル郊外の自然公園みたいなところに遊園地が併設しておりその中でのフェスでした。

公園内に散歩している人と共に歩くパリピ、園内では休日の親子連れの中に紛れるパリピの絵面が非常に面白かったです。Ultra Japanのダイバーシティ内の食堂の光景を思い出しました。

私はトンデムンに宿泊しましたので、地下鉄4号線で乗り換えなし1本でした。

フェスが22時頃に終わるので、電車での帰宅も問題ありません。

タクシーも多くいたので、流しでよければすぐに捕まりそうでした(終電まで時間ある)のでグループならありかと思います。

チケット価格と当日券

159,000ウォン(約18,000円)

土曜日のチケットがなぜか高かったです。

当日券もありました。

WDJFは普通に一日券を販売していたので、それで問題なく入場できました。

セキュリティ

WDJFのセキュリティはUltra Koreaほど厳しくなく、バッグチェックのみでボディチェックはありませんでした。

ステージ

WDJFのメインステージはUltra Japanの2倍近くの大きさで、地面はコンクリート。

DJに向かって坂になっており、最前列付近はDJが見えにくい可能性があります。ステージ全体にLEDパネルが使われ、Ultra Korea同様にVJの演出が美しいです。公園内にあるため花火とレーザーもバリバリでした。

音質および音圧は非常に良かったです。

メインステージ:大きく、DJブースは高めの作り

サブステージのDreamステージはメインとまあまあ離れていて、10分以上は歩きますが、規模も大きく、音は少し小さめかなといった印象。

サブと言っても、結構なキャパはあり。もはやDefqon。

フェス飯

WDJFでは遊園地内の会場ですので、園内の飲食店や屋台で食事ができます。コンビニやレストランもあります。

これにより、いろいろなものが食べれるし、通常のフェスより安く飲み食いできるのはメリットかなと思います。

ステージ内にもドリンクブースは併設。ビールはバドワイザー、エナジードリンクは韓国オリジナルと思われるHOT6が提供されており、Dreamステージでは無料で配られていました。

2つのフェスのメリット・デメリット

1泊2日の飛行機チケット及びホテル代は、どちらも5万円弱でほぼ同じでした。

Ultra Koreaでは仁川空港近くのホテルに滞在すると会場まではアクセス良好ですが、ソウル市内での食事や買い物が難しくなります。しかしながら、パラダイスシティやインスパイヤホテルなどの総合リゾートなどに宿泊すればソウル市内まで行かなくとも滞在を楽しめるかと思います。また仁川市内の最大の都市である富平では韓国最大の地下街もあるので十分楽しめます。

WDJFは駅から会場までは少し歩きますが、ソウル駅や明洞から地下鉄で乗り換えなしでアクセスでき、昼間はソウル市内で買い物やグルメを楽しむことができるのがメリットですね。

DJたちの所感

最後に今回見たDJたちの感想を書いて終わりにします。

Ultra Korea

deadmau5→W&W→Testpilot

deadmau5:久しぶりのジョエルはいつも通りの感じなんだけど、飽きが来ないというか安定のセット。何回も聞いていますが、Strobeはいつ聴いても最高なんです。いつものようにヘッドかぶって、コロナビールを飲んでました。愛猫のMeowingtonsが亡くなって少し心配していたんだけど、元気そうで何より。辛いとは思うけど、これからも元気にやって欲しい。

W&W:最近はNWYRでトランスセットと棲み分けをしている彼ら。棲み分けをした分W&W名義ではしっかりBig Roomを流してる印象な彼らでしたが、今回もがっつりBig Roomでした。大昔のMoonlight Shadowから一昔前のRave After Rave まで流すおじさんホイホイセットでめちゃくちゃ良かった。EDM全盛期とは違って、Big RoomはW&WとHardwellくらいしかいないのでブレずにやってほしい。

Testpilot:今回の一番お目当て。ジョエルがテクノ名義のTestpilotになってから初めてだったので非常に楽しみでした。レジスタンスの雰囲気や音圧も良くて最高。また、裏ではArminだったこともあって人も少なく非常に快適。以前の来日時はTestpilotでもドラムン時間があったようだけど、今回はそんなことなくゴリゴリにテクノを流してくれて爆踊り。それでも、メインでは流さなかったRaise Your Weaponが流した時は少し泣きそうになりました。ありがとう、また来日してね。

WDJF

Frontliner→KSHMR→Eric Prydz

Frontliner:初日はサブステージのホストがQ-danceであったのでハードスタイルも聞こうかと思いこちらに。DefqonやQ-danceの旗を持った各国のハードスタイラーが集合。カメラマンもDefqonのTシャツ着て雰囲気最高。会場も人は少なめだけど熱気がこもっていました。欲を言えば音が少し大きめならよかったけど、Frontlinerは久しぶりでハードスタイルも楽しい。Frontliner終わって、次のBASS MODULATORS見てたらFrontlinerが会場内普通に歩いてて草。PAブースまで歩いてきて休んでました(笑)。ハードスタイラーは気づいたようで何人かは写真を撮ってましたし、私も目の前にきたので写真を撮ってもらいました。

KSHMR:いつぶりだろうか?何回かは見たことあるんだろうけど、覚えているのはelectrox2016の初来日公演が印象的。KSHMRはじまったくらいにメインステージに着いたけど、会場はパンパンでした。最近は全く聴いてなかったのでついていけるかと思ったけど、全然行けました。EDM全盛期のKARATEやBAZAARは懐かしさしかなかった、W&Wと同じで全盛期のことを思い出させてくれました。それでも、Peggy GouのNANANAなど流行り物&韓国リスペクトは忘れていないようでした。最後も懐かしのSecretsで締め。推しでもなんでもないけど、大盛り上がりのメインステージで懐かしのトラックが聴けて、ワイワイはやっぱり楽しいなと思いつつ大本命のEric Prydzに備えるのでした。

Eric Prydz:今回の旅の最大の目的でこれだけのために韓国来たまである。個人的にはArminと双璧をなして好きなのがEric Prydz。Tomorrowlandやイビサでも見たことはありますし、もちろん初来日時の大阪公演も行きました。おそらく韓国公演も初めてではないでしょうか?屋外なのでHOLOではないけど非常に楽しみにしていました彼のセット。ただし、彼がはじまる前から雨が降ってきたのと、Signature Showが行われてEDMバンバン流して、花火もあげるもんだから完全に会場がウェイウェイの感じでやりづらいだろうなと思っていました。しかし、全く問題なし。いつも通りの淡々と繋いでいく彼、はい最高です。雨もあったけど意外とスペースできでみんな爆踊り、もちろん私も爆踊りです。ステージにLEDパネルが多く使われているので、VJが映えます。HOLOみたいな感じで運営ナイスと思いました。70分ほどのセットだったので、流したトラックは少なめで、あとで1001で確認したら11曲でした。EDC Mexico ID、Of me、Elementsを期待していましたが流れず、次回に期待。前半はPrydaが多めで、淡々とした感じから後半Stay with meからの盛り上げは圧巻。特にEveryday Is A MirageからNopusは多幸感が半端なかったです。そして、最後は神曲Opus。このイントロは泣きそうになりますし、実際何度か泣いたことあります。実際、会場内でも何人か感極まってました。わかりますよ、その気持ち。Dropからは大盛り上がりでこれで大円団で終わりかと思いきや、まさかのone more songでSomebody’s Watching Meで締め。彼のセットでアンコールは初めてでした。まあ最初からの予定だとは思うけどナイスな演出でした。そんなわけでいつ、どこで、何度でも彼のセットは満足させてくれるものだし、多幸感を感じれる素晴らしいものだと再度実感して終了。

彼の代表曲であり、神曲のOpus

最後に

Ultra KoreaとWDJFのどちらを選ぶかはあなたの次第ですが、フェス中心の体験を重視して、豪華なホテルやカジノも楽しみたいならUltra Koreaが最適です。一方、ソウル市内の文化やグルメも楽しみながらフェスに参加したいならWDJFが良いでしょう。最終的には、好きなDJが出演するフェスに行くのが一番ですが、どちらのフェスも独自の魅力があり、素晴らしい体験はできます。特に初海外フェスには非常に適していると思うので来年は是非とも検討してみてください。

どんなフェスティバルも音楽好きにはたまらない。

それでは、あきお。

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