懐かしの梅田ピカデリーにBen Nickyを見に行ったお話

DJ紹介・クラブ活動

久しぶりのクラブ活動として、大阪・梅田にある「ピカデリー」に行ってきました。

今回の目当ては、イギリス出身の人気DJ・Ben Nicky。

Ben Nicky(ベン・ニッキー)は、イギリス出身のDJ・プロデューサーで、トランス、ハードダンス、テクノを融合させた独自のスタイルで知られている。彼のプレイの特徴はジャンルの枠を超えた大胆なミックスでゃないでしょうか。彼の主軸となるジャンルはPsytranceであり、Vini ViciやArmin van Buurenとのコラボレーションを通じて、そのシーンでも大きな影響力があります。

また、ハード・トランスやハードダンスの要素を強く取り入れ、140BPM以上の速いビートや激しいドロップを特徴とする楽曲を多く制作しています。近年は、インダストリアルテクノやレイヴスタイルのトラックも増え、アンダーグラウンドな要素を強めつつあります。彼のパフォーマンスの最大の特徴は、マッシュアップやブートレグの多用にある。クラシックなトランスの名曲をサイケトランスやハードスタイル風にアレンジしたり、トランス、ハードダンス、テクノ、ドラムンベースなどを自在に操るオールミックスなプレイを披露することが多い。そのため、彼のセットは常に新鮮で、何が飛び出すかわからないワクワク感に満ちていますし、唯一無二のセットを作り上げている印象です。

さらに、自身のレーベル「HDFK(Head F**king)」を主宰し、ハードでアグレッシブなサウンドを発信し続けています。

Ben Nicky紹介はこんな感じです。彼のプレイは過去に何度か観たことがありますが、今回は久々の大阪公演ということで、ぜひ足を運びたいと思い、行ってきました。

・ピカデリー梅田とは?

大阪のクラブシーンといえば、難波や心斎橋エリアが中心ですが、梅田にも有名なクラブがいくつかあります。その中でも「アウル(OWL)」が特に有名ですが、「ピカデリー」もまた人気のあるクラブのひとつです。

ピカデリーは、かつては海外DJを多く招聘するクラブとして人気を博していましたが、一度閉店。その後、最近になってCLUB PICCADILLY UMEDA OSAKAとして再オープンしたようです。私も以前はよく訪れていたクラブだったので、今回久しぶりに訪れてとても懐かしい気持ちになりました。

ピカデリー梅田は、梅田の地下街を通り、「泉の広場」付近(現在はリニューアルされて雰囲気が変わっています)から地上に出て、クラブクアトロが入っているビルの8階にあります。エレベーターで会場へ上がり、エントランスをくぐると、ロッカーやトイレの配置は以前とほとんど変わっておらず、一気に懐かしさが込み上げてきました。特にあの赤いロッカー懐かしかったな。

VIP席やバーカウンターの配置もほぼ以前のままで、よく行っていた記憶がよみがえりました。閉店していた時期があったので客入りが心配でしたが、Ben Nickyの出演時間が近づくにつれてフロアはしっかり埋まっていきました。しかしながら、インバウンドの影響か特に目立ったのは外国人の多さで、体感ではフロアの半分ほどが外国人だった印象です。

・Ben Nickyのセット

Ben Nickyのセットは1時30分過ぎにスタート。序盤はAviciiやVichy(Vini Viciのこと?)など、聴き馴染みのあるEDM系の楽曲でウォーミングアップ。そこからBPMを少しずつ上げつつ、トランス寄りの選曲にシフトしていきました。

中盤では、

  • O-Zone – Dragostea Din Tei (W&W Remix)
  • Dimitri Vegas & Like Mike & Tiësto & W&W ft. Dido – Thank You (Not So Bad)

といったBPM速めのEDMトラックを織り交ぜ盛り上げていました。そして、久しぶりに聞いた Booyahもプレイされ、懐かしさとともにテンションが上がりました。

終盤はもう少しハードなサウンドになるかと予想していましたが、意外にもポップな流れのまま進行。それでも、最後にはSwedish House Mafiaの名曲 Don’t You Worry Child からDarren Stylesの Us Against The World(おそらく)へと繋ぎ、しっかりと盛り上げてくれました。

Ben Nickyのセットは約90分。終了後はすぐにステージから降りましたが、ファンに求められると気さくに写真やサインに応じていて、その優しさが印象的でした。タトゥーが多く、見た目は少し強面な雰囲気がありますが、実際にはファンサービスも良く、気さくな人柄が伝わってきました。


私も体力的にもうきついので私も少し休んでから帰路につきましたがちょうど外で彼が出待ちの人にまたサインなどをしてから夜の街に繰り出して行きました。大阪楽しんでくれたかな。

出待ちのファンにもファンサしてから夜の梅田に

今回のBen Nickyのセットは、彼の特徴であるBPMの変化を活かしたプレイではありましたが、普段よりもややポップ寄りな選曲だったように感じました。それでも、過去のEDMクラシックを巧みにアレンジした内容で、幅広い層の観客が楽しめる構成になっていたと思います。

また、久しぶりにピカデリーに訪れたことで昔の思い出が蘇る貴重な夜となりました。

大阪で外国人が多く集まるクラブといえば、難波の「ジュール(Joule)」や梅田の「OWL」が定番ですが、ピカデリーも再オープンしたことで、今後また海外DJを積極的に招いてくれることを期待したいですね。

次回のクラブレポートもお楽しみに!

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